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奉仕団ニュース

第11号 2008年11月

 創立五十年の決意  
  理事長禿準一
理事長の写真

 私達の日本キリスト教奉仕団は、ララ救援物資の受け入れ事業からの前史がありますが、1964年、社会福祉法人として身体に障がいがある人たちの自立を目指ざす事業から出発して五十年を迎えました。現在は知的障がいがある人たちも加わりました。ある面で先駆的実験的な、障がい者と非障がい者が共に働き共生する福祉工場もあり、法人全体での利用者は、幼児から少年、青年、壮老年にも及ぶ「全年齢層」にわたります。またアジアの諸国の障がいをもつ人たちとの交流研修も二十年近くに及びます。
利用者、スタッフ、職員を合わせると、総勢七百人あまりが、神奈川と東京の二つのアガペセンターに関わっています。
この五十年は決して平坦な日々ではありませんでしたが、献身的なスタッフ、職員の働きに支えられました。また理事、評議員としては福祉の専門家、経営の賜物をもつレイマンの方々、福祉に深い関心をもつ教職の皆さんたちが名を連ねて下さいました。すでに天に召された方々も多くありますが、こうした方々の協力無しには、今日の法人は存在できませんでした。また行政による日本キリスト教奉仕団への期待と協力も忘れられません。
そして何よりも特記したいのは、この法人の真の設置者とも言うべき、主イエス・キリストの導きと支えです。主がそのような支援者を起こし、働きを整え利用者を招き、福祉サービスの提供を促して下さいました。法人の働きはこの主からの委託なのです。
主イエスは、十八年間も障がいで苦しむ女性を癒した後、神の国は「からし種に似ている。庭に蒔くと、成長して木になる。またパン種に似ている。粉に混ぜると、やがて全体が膨れる」と「からし種とパン種」の話をされました(ルカ13:18以下)。それは「大きなことは良いことだ」式の世俗的な拡張主義を教えたのではなく、小さいからし種を木に成長させ、酵母のパン種からパンができる不思議、人の働きを超えた神の不思議な業を教えています。さらに「空の鳥が巣を作る。パンが膨れる」は、その巣で傷ついた小鳥が羽を繕い体を休めて飛び立ち、飛べないものはその巣に憩い、毎日作るこの女性の膨らんだパンで日々の生活を守るように、障がいをもつ人々を支える私達の法人は、この譬の巣のようにならねばなりませんし、障がいのある人々に日々のパンを与えて生活を支えねばなりません。それを神の国の業と信じて実行します。創立五十周年はその決心を新しくする機会でありました。今後とも皆さんの祈りと支えを心からお願いいたします。

記念式の写真

 社会福祉法人日本キリスト教奉仕団創立50周年記念式

 1952年に設立された日本国際基督教奉仕団は、6年後の1958年に日本キリスト教奉仕団と改称して社会福祉法人になりました。 2008年は社会福祉法人として創立50周年にあたります。 10月18日青学会館で記念式が開かれ100名が出席しました。禿理事長の説教による記念礼拝に続いて、初代の理事の一人であり、横須賀基督教社会館会長の阿部志郎氏により「隣人とは誰か一奉仕の意味-」と題する記念講演が行われました。
記念式の写真